・動産執行・動産競売とは
債権を回収(債務整理)するための手続として、債務者所有の動産を債務
名義や担保権に基づいて競売して現金に換価することを、「動産執行・動
産競売」といいます。
動産執行・動産競売は、不動産の競売のように大がかりではなく、一見簡
単に債権回収(債務整理)が図れるようにも思えます。
しかし、意外にその対象とできる動産の範囲は限られているので、注意が
必要です。
たとえば、競売しやすいとも思える自動車などは登録動産なので、動産執
行の対象とはなりません。
また、債務者所有の動産といっても、差押が禁止されている財産は動産
執行の対象となりません。
たとえば、職業柄どうしても必要な道具や家庭内の生活必需品などは、
(債務整理の際の)債務者の生活維持のために差押が禁止されています。
さらに、差押ができても、財産的価値が低ければ競落してもらえません。
動産執行・動産競売がもっとも有効性を発揮するケースは、債務者が株
券・手形・小切手といった高額な有価証券を所有している場合、倉庫など
に相当数の商品を保管している場合、貴金属・骨董品・美術品といった貴
重品を所有している場合などになります。
